回答:
ハード制限は、ソフト制限の上限です。ソフト制限は、セッションまたはプロセスに実際に適用されるものです。これにより、管理者(またはユーザー)は、許可する最大使用量にハード制限を設定できます。他のユーザーとプロセスは、必要に応じてソフト制限を使用して、リソース使用量をさらに低いレベルに自己制限できます。
ユーザーリソースの制限により、特定のセッションで使用できるリソースの量が決まります。制御できるリソースは次のとおりです。
maximum size of core files
maximum size of a process's data segment
maximum size of files created
maximum size that may be locked into memory
maximum size of resident memory
maximum number of file descriptors open at one time
maximum size of the stack
maximum amount of cpu time used
maximum number of processes allowed
maximum size of virtual memory available
これらの設定はセッションごとであることに注意することが重要です。これは、ユーザーがログインしている時間(およびその期間中に実行するプロセス)に対してのみ有効であることを意味します。これらはグローバル設定ではありません。つまり、これらはセッションの間のみアクティブであり、設定は累積されません。たとえば、プロセスの最大数を11に設定すると、ユーザーはセッションごとに11個のプロセスのみを実行できます。別のセッションを開始する可能性があるため、マシン上の合計11プロセスに限定されません。各設定は、プロセスの最大数を除き、セッション中のプロセスごとの設定です。
上記の各プロパティに設定できる制限には、ハード制限とソフト制限の 2種類があります。
ハード制限は、一度設定するとユーザーが変更することはできません。ハード制限は、rootユーザーのみが変更できます。ただし、ソフト制限はユーザーが変更できますが、ハード制限を超えることはできません。つまり、「ハード制限」に等しい最小値0と最大値を持つことができます。
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