このディレクトリ命名規則が存在する主な原動力は、構成ファイルのパッケージ管理を容易にすることです。rpm、deb、その他何であれ、ファイルをディレクトリにドロップして、グローバル構成ファイルを編集しようとする代わりにプログラムの構成に自動的に含まれるようにする方がはるかに簡単です(おそらく安全です)。
この良い例がlogrotateです。ディレクトリ/etc/logrotate.dには、/ var / logにログを保持する、インストールした実質的にすべてのアプリケーションの設定ファイルがあります。ほぼすべてのシステムにメッセージ、wtmp、およびlastlogファイルがあるため、一部はsyslog構成にまとめられます。ただし、システムにApacheをインストールする場合、Apacheのログをローテーションするための設定を自動的に追加する簡単な方法が必要なので、httpdという設定ファイルを/etc/logrotate.dにドロップするだけです。logrotateは、そのディレクトリ内のファイルを含めるように構成されています。それぞれがデーモンのパッケージによって所有されており、パッケージを削除するとファイルも削除されます。基本的に設定ファイルをモジュール化する方法です。これはプログラムによってサポートされる必要があることに注意してください。システムが自動的に行うようなことではありません。通常、それを行うプログラムには、そのディレクトリがファイルシステムのどこにあるかを指定するincludeというconfigディレクティブがあります。
logrotate.dは、この規約がinitスクリプトのinit.dおよびrc.dディレクトリの外で使用された最初の場所でさえあるかもしれません。