2/3n3+2n2n
ベンチマーク指標には、RPEAK(システムの1秒あたりの浮動小数点演算の理論上の最大数)とRMAX(HPLinpackベンチマークでの1秒あたりの最大演算数)が含まれます。
RPEAKはRMAXのかなりの部分であるのが一般的です。このベンチマークタスクでは、現在のスーパーコンピューターが理論上のピークパフォーマンスのかなりの部分を達成できることを示しています。たとえば、2015年11月のTOP500スーパーコンピューターのランキングでは、最速のマシンであるTianhe-2のRPEAK = 54.902ペタフロップスとRMAX = 33.863ペタフロップスです。
ただし、HPLinpackベンチマークは、現在のワークロードを代表するものではないと広く見なされています。HPlinpackの結果は、通常、実際のアプリケーションでのスーパーコンピューターのパフォーマンスを大幅に過大評価します。
HPCGと呼ばれる新しいベンチマークが開発中です。このベンチマークには、離散化されたPDEから生じる大規模なスパース方程式の方程式を解くための反復法で一般的に実行される操作が含まれます。このワークロードは、高性能コンピュータにとってはるかに困難です。また、実際にスーパーコンピュータが使用される目的をはるかに代表しています。
HPCGの初期の結果の一部は、RPEAKの5%未満で発生しています。たとえば、Tianhe-2のRPEAK = 54.902ペタフロップスとHPCGは0.58ペタフロップスです(HPCGに関するプレゼンテーションについては、以下のリファレンスを参照してください)。
TOP500 HPLinpackベンチマークは、次の場所にあります。
http://www.top500.org/
HPCGに関するプレゼンテーションは、次の場所にあります。
http://www.hpcg-benchmark.org/downloads/isc15/HPCG-ISC15-FINAL-SLIDES_update1.pdf
HPCGのWebサイトは、
http://www.hpcg-benchmark.org/